長年布団を使っていると、綿が固くなったり薄くなったりしてボリュームがなくなってしまいます。薄くなった状態では、十分な睡眠をとることができず、一日の疲れが取れにくくなり、健康によくありません。人は平均すると5時間から8時間は眠るので、状態の良い布団で眠ることはとても大切です。古くなった布団はリフォームすると保温性や弾力性が戻り、新品同様になりますので寝心地が悪くなってきたら行うとよいでしょう。
リフォームすると、固くなった綿をほぐすので温かさが戻り、汗などを吸収する力がよくなります。綿の中にいるダニやほこりなども取り除きますので、アレルギー対策にもなります。綿は自然の植物繊維なので、赤ちゃんのようなデリケートな肌にもやさしく、弾力性もあり刺激を与えることはないですが、5年ほど使っていると日頃天日干ししていても、布団にはダニやほこりは溜まってきますので、リフォームを検討しましょう。またリフォームすることでサイズも変更することもできます。
例えばシングルサイズをダブルサイズできますので、サイズが合わなくて押し入れにいれっぱなし物もまた使えるようにできます。近年ゴミの大量廃棄が問題になっていますが、粗大ゴミの中で一番多いのが布団なのです。ですから何年か毎にリフォームして使用すれば、地球環境にもやさしくなります。綿は植物繊維でリサイクルに適している素材ですから、繰り返し使うことで粗大ゴミを減らす効果があります。